総合型選抜の対策のポイントについて

総合型選抜の対策のポイントについて

総合型選抜の対策で重要なポイントは、「絶対にこの大学で学びたい」という明確なビジョンと、「大学が求める人材に合致する」ということの自己アピールです。
そのため、自己分析が必要となります。
志望校が求める学生像を正しく理解し、自分が応えられるかをしっかりと考察するのです。
自分の性格はなかなか理解できなかったり、自身では気づいていない潜在能力があるかもしれないので、第三者の意見を参考にしなければなりません。
つまり、日頃から人との対話を大切にしなければならないのです。
また総合型選抜では面接が行われることが多く、面接時の態度や振る舞いが大きく影響します。
対策本などからの受け売りでは臨機応変な対応ができないので、自分の言葉で話すことが大切です。
こちらも一朝一夕で身につくものではないので、日常会話などでの練習が必須となります。
もちろん一般入試と同様に、受験計画をしっかり立てることも大きなポイントであるといえます。

大学入試における総合型選抜とはどのようなものか

総合型選抜とは、かつてはAO入試と呼ばれたものです。
それは、どのような選抜でしょうか。
簡単に言うと、大学が示している求める学生像やそこで学ぶ内容に自分がとてもふさわしいということを示すことで合格を勝ち取るものです。
そのため、試験内容としては自分をアピールしたり自分の考え方や見方を示せる面接試験や集団討論、小論文などが多くなります。
ただし注意が必要なのは、近年の総合型選抜においては学力が求められることです。
面接の中で口頭試問が課せられたり、高校での学習内容と知識を前提にした小論文が出題される可能性を想定しなければなりません。
また、大学に進学してから十分学べるかを測るため「模擬授業を受けてレポートを書き、それを提出する」という試験や「自分で調べたことをプレゼンテーションする』という試験などもあります。
対策としては高校での普段の授業を大切にして視野と知見を広げることがあります。
さらに、自分の興味のある分野について調べて知識を広げたり、本を読んで色々な考え方や見方に触れていくことも大切です。

著者:小島忠弘

筆者プロフィール

岩手県盛岡市生まれ。
受験合格のために、総合型選抜の基礎知識や注意点について発信しています。